オランダ大学院生の日記

日本で数年働いた後オランダの大学院生になった人

色々な出会いと学び

今日はインターンの会議、就活用のモチベーションレターの書き方講座、幻覚剤の深掘り、など色々な会議・講座に参加しました!

 

天気は本当にひどくて、朝少し歩いただけでびしょ濡れ。。風も強いから傘もあまり意味ない😅

そんな中大学につき、最初はインターンの会議

インターンは大学の3Dという団体(と言っても数人)でインターンすることになりました(卒論のテーマを選ぶと同時にこちらに配属された)

最初は企業でインターンしたかったなって思っていたのですが、

今日の会議を得て、これも悪くないかも!なんなら面白そう!って思えました✨

 

まず団体を管理している先生は美術史の専門らしいんだけど、それ以外に大学の中で生徒が安心して会話できる居場所を作ってあげている活動をしていて、それが3Dというところ。

トランスジェンダーの子、家族や大切な人を亡くした子、などが集まって会話しお互いをサポートできるような場所。

または今話題になっている社会問題に対して、デモなどで活動している人がどのようにセルフケアできるかなどのセミナーを開催したり

など幅広く、目の前の生徒を見ながら必要に応じて開催しているみたい

でも先生がというよりは、彼女はコロナ禍でこの団体を作って、隔離している生徒が少しでも人と触れ合えるところを提供していたみたいなんだけど、今は生徒数人で全部回しているみたい。先生はただ承認したりガイドしたりするだけ。

 

大学自体はあまり関連していなく、たまに大学の偉い人から何やっているのって聞かれるけど、ちゃんと説明して自由にやらせてもらっていると。かっこいいな〜

先生も言っていたけど、大学の経営陣は頭硬いし、生徒や先生と関わっていないから実際ここでどういう問題があるのかって一切わかっていないし、何かやろうとしても遅いから、我々がひたすらチャレンジしてやるしかない。って。

 

そんな先生と一緒にインターンでは私たち4人でテーマを決めてワークショップを開催する。

4人は仲良いし、みんな優秀なので、一緒に働くの楽しみだし、

この先生の下で色々学べそうだな〜と

実際のインターンは1月からなので忙しくなりそうです!

 

その後みんなでご飯食べてから、

私はZoomで就活用のモチベーションレターの書き方講座に参加してみました。これは人文科学が開催していて、たくさん人いるのかな〜まあ片耳で参加して他のことやろう〜と思っていたら、8人くらいしかいなくて、しかも参加型だったので、色々発言しないといけなく、、、

まあ色々学べたから悪くはなかったけど、ちょっとめんどくさかった😅

モチベーションレターは自分の履歴書とは別に、企業に出す手紙の事で、自分がなぜそのポジションに興味持ったのかなど書く必要がある

オランダはこれを重視していて、どのポジションに応募するときも絶対必要みたい。

面接のポイントと似ているかなと。一つ気づいたのは、一切ネガティブなことは言わないこと。正確にはネガティブなふうに言わないことかな。

「自分は経験ないけど」とかは不要。仕事の経験はなくても人生の中でそのようなスキルが必要な場面はあったはずだから、スキルがない人なんていないんだよって。

 

そのあとは1時間ほど事前課題の論文を読んでました。健康を考える上で社会経済や人種・文化の要因も考える必要があるよねという話。

3つ例が出されていて結構面白かった〜

1つ目は少し前のアメリカで統合失調症と診断される人が、黒人の方が白人よりも圧倒的に多かった時期があったんだって。これは医師のバイアスが原因というよりは、統合失調症の診断基準に使われている言葉が原因だったとか。

この時期ちょうど統合失調症の診断ガイドが新しくなって、「攻撃的(agressive)な行動」という言葉で症状が書かれていて

この「攻撃的」というのが人種差別的な意味合いが含まれていて、黒人が多く診断されるようになってしまった。

診断ガイドに使われる「言葉」って大事だね〜

2つ目は、医師が「健康的な生活や食生活」を提案しても従わない人について。彼らは健康的な食事がしたくてもお金がなかったり、アクセスがなかったりするから、そういう社会経済的な観点も考える必要があるよ〜って。これはアメリカに住んでいた時に感じたな〜

3つ目はアメリカで妊娠中にコカインを使用している女性を、医師が患者の同意なしで、薬物検査して陽性だったら警察に通報し、妊娠女性が逮捕されるという事象が起きたみたい。そしてこれも貧困な黒人の女性がより多く逮捕されてしまっていた、、、とのこと。

これらの事例から色々な社会構成、経済、人種、貧困、文化などが健康に関わっているということをまとめている文献でした〜

 

そして最後に幻覚剤について研究している教授の特別講座へ

本当は行く予定なかったんだけど、元々予定していた教授とのミーティングが今日なくなったので、行こうかなと

興味持った理由は幻覚剤といってもアヤワスカに焦点を当ててたから。アヤワスカはペルー出身の彼からよく聞いていたので、どんな内容なんだろうな〜と

アヤワスカは幻覚を見るためや治療のために使われているけど、教授が研究していたのはスピリチュアルなことに使うこと。彼の理論はアヤワスカを飲むと「自分」と「他」の境界がなくなり、よりvulnerable(傷つけやすい、影響されやすい)になって、「人生の意味は」など深いことを気づく経験をできると。

アヤワスカはちゃんと使用すればとてもいいことだけど、

今は西洋ではこれを簡易に使いすぎていて、流行になっているのが怖いと。ちゃんと文化や原点を知らずにみんな瞑想がいいって聞いたから瞑想やり始めているのと一緒。

これは確かにそうだな〜と。興味があるからやるというのも大事だけど、ちゃんと文化とか理解してリスペクトを持った上でやってみたいな。

 

一度家に帰ってご飯温めて食べてから

オケの練習!疲れて行きたくなかったけど休めないので頑張って行くことに。

 

だいぶまとまってきてよかったけど、やっぱり少し弾いていない部分とかあると指が回らない、、、できるだけ毎日練習しようとしているけどマーラーは難しい、、、

 

前の子がオランダのクリスマスのお菓子を練習中にくれて、

こんなにいらないよって言ってるのに、食べな食べなって笑

 

演奏いなきゃいけないし、置くところないので、膝の上に、、、これで演奏するの結構大変なんだけど笑

でもちょっと疲れていたのでちょうどいいお菓子でした〜